美容室は、お客様との距離がとても重要です。その証拠に、美容室で働く美容師は、ヘアカットやスタイリング等の技術に加えて、コミュニケーション能力が求められると言われています。
ヘアカットをしている間、無言ではお客様が居心地の悪さを感じてしまいます。それだけではなく、会話をしなければお客様がどのようなヘアスタイルにしたいのか、スタイリングを希望しているのか分かりません。様々な面で、お客様とのコミュニケーションがとても重要視される仕事です。
スタッフとお客様の距離が近いからこそ、リピート率を高めるための手法として、DM(ダイレクトメール)がもっとも適しています。DMは、お客様の元へ直接情報を届けることができるマーケティング方法。そして、お客様の属性や嗜好等に合わせて内容を変更できるマーケティング方法です。会話の中で得た情報をもとに、お客様にリピートしてもらえるような内容のDMを作成しやすいです。
お客様ごとに、適切なタイミングで情報を届けやすいのもDMのメリットです。例えば、次回のカットのタイミング、カラーやパーマが取れ始めるタイミングを見計らって送ることで、来店を促すことができます。
DMを作成するにあたって、悩むのは“内容”です。お客様の興味を引き、「利用したい」と思わせるような内容を考え、反映させることが、来店してもらうためのDMを作成するポイントになります。
美容室の場合、次のような内容を含めると、利用を検討されやすく効果的です。
DMを送るタイミングの一例として、新しいケア商品やカラーを導入したタイミングが挙げられます。しかし、ただ新しい商品やカラーをおすすめしても、お客様にとっては購入や利用のメリットを感じられません。
新しいケア商品の販売を始めたタイミングなら“悩みを改善できること”、カラーを導入したタイミングなら、“好みに合うこと”をテキストで伝えることで、お客様が美容室を利用するメリットを感じます。特別なタイミングではなくても、お客様の悩みをもとに、悩みの改善ができる旨を含めると、来店を促せます。
プロではない限り、自分の髪の状態について、正確に把握できる方は多くありません。毛先が傷むタイミング、まとまらなくなるタイミングを先に指摘し、お客様に気づかせることで、「この店舗は自分のことを理解している」と信頼感を与えることができます。
お客様がカットをした時期、カラーリングをした時期、パーマをかけた時期等を考慮すると、適切なタイミングで、“気づき”を与える内容のDMを送れます。
どれほど凝った内容でも、見てもらえなければ意味がありません。見てもらうための工夫の1つが手書きのメッセージです。一言だけでも手書きのメッセージが添えられているだけで、「自分のためだけに送られたDM」と思えるので、内容を詳しく読んでみる気になります。さらに親切なスタッフの対応を思い出したお客様に、また利用したいと思ってもらいやすいです。
解説した他にも、リピート率を高めるための工夫は様々です。DM発送会社の中には、作成の段階から相談に乗ってくれる会社があります。プロに相談することで、より高い効果を見込めるDMを作成できます。
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